ホントは「ハナタツ」ですが、「タツノオトシゴ」と解説しています
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生態観察・見分け方
こんばんは!
香住ダイビングサービスのGakuです。
ようやく場所によっては潜れるところも出てきました。
佐津ビーチは明後日土曜日辺りから行けそうです♪
さて、昨日は竹野でダイビング。
その際に見たこちら↓↓↓
ハナタツ(タツノオトシゴ)
私はお客様に「タツノオトシゴ」と紹介しています。
でも、正確にはこちらの個体、タツノオトシゴではなく、タツノオトシゴの仲間「ハナタツ」なのです。
ちなみに、ハナタツとタツノオトシゴの違い。
ハナタツ・・・明確な頂冠(頭上の突起のこと)がなく、細長い角がたくさん生えている。
タツノオトシゴ・・・頂冠が高く、ハナタツよりも吻が長い。
写真の個体は細長い角がたくさん生えているのでわかりやすいですね。
比較対象で「タツノオトシゴ」の方も。
もう1枚
過去に撮影した写真を確認してみると、「ハナタツ」の方が多いですが、「タツノオトシゴ」の写真も少なからずありました。どうやら伊豆半島などに比べて日本海側の方が「タツノオトシゴ」の遭遇率は高いようです。
ちなみに、私はお客様、特に体験ダイビングやオープン講習レベルの方には「ハナタツ」でも「タツノオトシゴ」と紹介しています。
理由は「ハナタツ」と言っても伝わらないから。
じゃあ、「タツノオトシゴの仲間のハナタツ」って言えばいい?
初心者にはわかりにくいですよね。
まずはお魚に興味を持ってもらう。「タツノオトシゴを見た」という体験をしてもらう。
タツノオトシゴの仲間の細かい分類はその後でいいと思っています。
最初はヨウジウオとの違い、ぐらいから。
あ、ちなみにファンダイビングで「タツノオトシゴの仲間を見せて下さい」というリクエストはお受けできますが、「正真正銘の『タツノオトシゴ』を見せて下さい」というリクエストにはお答えできません。「ハナタツ」や「サンゴタツ」でもOKということにしておいてくださいね。^^
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